ガーベラを長持ちさせる☝️💡「水あげ」完全ガイド
- 松下園芸

- 12月15日
- 読了時間: 5分

こんにちは、松下園芸です。
静岡県浜松市から、今日もガーベラの魅力をたっぷりお届けします。今回はよくご質問をいただく「ガーベラを長持ちさせる水あげ」について、農家としての経験と現場でのリアルな知識をまとめました。花屋さんにもご家庭にも役立つ“完全ガイド”です。
毎朝数千本のガーベラと向き合う中で、同じ花でも水あげの方法ひとつで持ちが大きく変わることを痛感します。気温、茎の状態、カットのタイミング…。ガーベラは繊細ですが、ポイントを押さえれば驚くほど元気に咲き続けてくれます。今日は、そのコツを松下園芸の視点でお伝えします。
👉ガーベラが長持ちする理由と、水あげの重要性
ガーベラは中心部分がしっかりしていて、さらに茎がストロー状になっているため、水が詰まりやすい構造をしています。この“詰まりやすさ”が、意外と寿命を左右するポイントです。ガーベラが萎れる時、水不足ではなく「茎の中の詰まり」が原因であることも少なくありません。
ですので、水あげは「水を吸わせる」作業であると同時に「詰まりを解消する」作業でもあります。ここを丁寧にやるだけで持ちは大きく変わります。
松下園芸の現場で行う“基本の水あげ”浜松の朝は湿度も温度も安定していて、花の処理がしやすい時間帯です。松下園芸では収穫後、すぐに次のような作業を行っています。
・茎をまっすぐ切り戻す(1センチ以下でOK)
・冷えた新しい綺麗な水につける
・お水の中に次亜塩素酸を少々入れる
特に意識しているのは、水の温度です。ガーベラは常温よりも少し冷たい水の方がスッと吸収してくれます。
現場でも、古い水は基本的に使わないよう心がけています。綺麗な水かどうかは、ガーベラの命の長さを左右する1つのポイントです!
なぜガーベラは水が詰まりやすいのか?
ガーベラの茎はスポンジ状の“柔らかい繊維”で構成されているため、雑菌に弱いという弱点があります。雑菌が繁殖すると…
・茎の中に膜が張る
・水の通り道が細くなる
・吸い上げ量が減って花がしおれる
という流れになります。これを防ぐためには、とにかく「清潔な水」と「こまめな切り戻し」が鉄則です。家庭で飾る場合は、毎日1センチほど切り戻してあげると、驚くほど長持ちします。
花屋さん向け:プロの水あげテクニック
花屋さんでは、到着した状態でガーベラの元気が少し落ちている場合があります。
そのときに役立つのが、次の方法です。
・深水につける(短時間でOK)
・必ず冷たい水を使う
・本数が多い場合は花首が動かないように固定して処理する
ガーベラは頭が重い分、しっかり吸わせてあげないと頭が落ちてしまいます。深水で短時間キュッと吸収させるだけで、花首がピンと上がり表情が見違えます。
また、面白いのが、品種によっても違います。
水が下がりにくいもの、下がりやすいもの、 それぞれ品種の特性としてあります。
パスティーニや頭のおもいポンポン咲きは、比較的下がりやすいでしょうか・・・
いや、水が下がりにくいポンポン先もあるので、こればかりはきっと品種改良された元の品種の強さなどが深く関係しているのだと思います・・・!
ガーベラ農家ですら分からないことです・・・😌
一般の方向け:自宅でガーベラを長持ちさせるコツ
ご家庭では「今日買ってきたガーベラが、どれくらい咲いてくれるのか」が気になる方が多いと思います。実は家庭でできる水あげは、とてもシンプルです。
・花瓶はきれいに洗う(これだけで本当に持ちが変わります)
・茎を1センチほど切り戻す
・冷たい水を2〜3センチだけ入れる・毎日水を替える
ガーベラは深い水が苦手と思われがちですが、松下園芸のガーベラはそうでもありません。
10センチ前後の深さの水を推奨しています!(実験済み✊)
季節別の水あげポイント
浜松は四季の移り変わりがはっきりしている地域です。季節ごとに以下のような違いがあります。
春:気温が上がるので雑菌に注意。水替えをこまめに。
夏:最短で毎日切り戻し。水は冷水。
秋:色が濃く出るため、深水との相性が良い季節。
冬:水温が低くなるので、常温~少し冷たい水がベスト。
季節に合わせて“吸わせ方”を調整することで、ガーベラは本来の美しさを最大限に発揮します。
松下園芸は花農家という立場でありますが、贈り物としてのガーベラをとても大切に考えています。
せっかく大切な人に贈るギフトに、松下園芸を選んでいただけるのだから・・・。
贈って終わりではなく、長く楽しんでいただけるガーベラでありたいと強く思っています。
「贈り物で松下園芸のガーベラが人気なのは、色の豊富さだけでなく、相手の手元で長く楽しんでもらえるから」そう思っていただけるよう、日々品質を大切にしております。
松下園芸が作り上げた良品質のガーベラを、長く楽しんでいただくために。
今回お伝えしたポイントをぜひ取り入れて、お花のある生活を楽しんでみてください🌱
🌼まとめ
ガーベラの水あげは、難しそうに見えて実はシンプルな作業です。
・茎を切る
・水を冷たくする
・花瓶を清潔に保つ
これだけで、ガーベラは驚くほど元気になります。
浜松の気候を生かし、毎朝丁寧に水あげを行っている松下園芸のガーベラは、花屋さんからもご家庭からも「長持ちする」とご好評いただいています。これからも、美しい色と元気な花姿で皆さまの生活を彩っていきたいと思います。
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