もう年を越す準備は整った? お正月花 特集🎍🧧
- 松下園芸

- 12月22日
- 読了時間: 6分

こんにちは、松下園芸です。
一年の中でも特に「花の意味」が際立つ季節がやってきました。浜松でも朝夕の冷え込みがぐっと深まり、ハウスの中に差し込む冬の光が澄んだ表情を見せています。年末の準備が始まるこの時期は、市場も花屋さんも一年で最も慌ただしい空気に包まれますが、そのぶん「花を贈りたい」「飾りたい」という気持ちもいっそう高まる季節です。今日は、そんな冬の節目であるお正月に向けて、花選びや飾り方、そして生産現場で感じる季節の変化についてお伝えしていきます。
お正月と聞くと、松や南天、千両、菊など和の花材を思い浮かべる方が多いと思います。しかし近年は、洋花を取り入れたモダンなアレンジメントが人気で、ガーベラのような色彩豊かな花もお正月の空間を華やかにしてくれる存在になりました。
そんな中で、私たちがお世話になっているHitoHanaさんでも、毎年お正月向けの素敵なアレンジや花束が紹介されています。季節感がありながら現代の暮らしにも馴染むスタイルが多く、花を選ぶ時間が楽しくなるページです。
お正月のお花選びの参考に、ぜひ覗いてみてください。
お正月になぜお花を飾るのか?
正月飾りには、新しい一年を清らかに迎え、家に福を呼び込むための大切な意味があります。古くから日本では、お正月に「歳神様(としがみさま)」と呼ばれる一年の豊作や幸せをもたらす神様をお迎えすると考えられてきました。正月飾りは、その歳神様が迷わず家に訪れ、気持ちよく過ごしていただくための“目印”や“居場所”の役割を担っています。
玄関に飾る「しめ縄」や「しめ飾り」は、家の中が清められた神聖な場所であることを示し、災いや不浄なものを寄せつけないという意味があります。「門松」は歳神様が降りてくる際の依り代(よりしろ)で、松の生命力の強さから長寿や繁栄を象徴しています。「鏡餅」は歳神様へのお供えであり、丸い形には円満、平和、家族の結びつきが強く続くようにとの願いが込められています。
このように正月飾りは、ただ見た目を華やかにするためのものではなく、古くから続く自然への祈りと家族の幸せを願う心が形となった、日本ならではの大切な風習です。
普段お正月にお花を飾る習慣がない方こそ、今年はぜひチャレンジしてみてください!正月飾りでなくとも、新年を迎える時に綺麗なお花が共にあるだけで、なんだか新しい気持ちに不思議となれます✨
ここからは、冬のハウスの様子、お正月に向けた花管理の工夫、そしてガーベラを使った飾り方の提案をお届けします。
冬の浜松で育つガーベラの魅力
冬のガーベラの特徴は、色の濃さと花姿の締まりです。昼夜の寒暖差が自然と花に張りを与え、発色が一段と美しくなります。浜松は冬でも比較的日照時間が多く、ガーベラの葉と花がしっかり光を受けて育つため、茎が固く凛と立ち上がりやすい環境です。
冬の朝、ハウスに入ると、キュッと締まった花たちが並んでいます。気温が低いぶん開花の進みはゆっくりですが、その分一輪一輪の顔つきが整い、仕上がりがとても綺麗です。この時期は赤・白・ゴールド系の色が特に人気で、お正月のアレンジにもよく使われます。ガーベラは洋花でありながら、シンプルな花形のおかげで和の花材とも意外なほど相性が良いのです。
「松下園芸の赤は花持ちがいい」そんな言葉を花屋さんからいただくことが増えるのも冬の時期です。時間をかけてゆっくり育つことで、細胞がぎゅっと詰まり、しっかりとした質感になります。
冬の管理で大切にしていること
寒い時期はガーベラにとって負担が大きくなります。特に夜間の気温管理が重要で、急激に冷え込むと花の動きが止まり、ストレスがかかってしまいます。そこで松下園芸では、冬季のハウスでは夜の保温カーテンの切り替えや、朝一番の温度上昇を穏やかにする工夫をしています。
冬はエネルギーを多く使う季節ですが、花のためにできることは惜しみません。暖房、湿度管理、光の取り込み方、品種ごとの微調整など、気を抜く瞬間がない時期です。また、収穫したガーベラはすぐに低温管理へ入れ、鮮度を保つよう徹底しています。一見すると何気ない一本の花でも、その裏にはたくさんの工程と手間があります。
品質は「見えない部分の積み重ね」で決まると私たちは考えています。しっかりとした花を届けるために、冬は特に気持ちが引き締まる時期です。
お正月の花にガーベラを取り入れる理由
伝統的なお正月の花といえば松・千両・南天・葉牡丹などですが、そこにガーベラが加わると、空気が軽やかになります。鮮やかな色と丸い形に温かみがあり、冬の室内にぬくもりを添えてくれます。
ガーベラの赤は華やぎと力強さを感じさせ、お祝いの花として特に人気があります。白は清らかさと新しい年の始まりを象徴し、黄色やオレンジは明るい運気を呼び込む色として好まれます。
また、ガーベラは持ちが良いため、年末に飾っておくと年始のお客様を迎えるころにも美しい状態を楽しめることが多いです。アレンジメントでは中心に赤系のガーベラを据え、回りに松葉や南天を合わせると、お正月らしく上品な雰囲気が生まれます。
ガーベラを長持ちさせる冬のコツ
お正月の間、しっかり花を楽しむためには、水替えと温度管理が大切です。冬は暖房による乾燥が進みやすいので、花瓶の場所には少し注意が必要です。暖房の風が直接当たらない場所に置くと花持ちがよくなります。
また、ガーベラは水が汚れるのを嫌うため、こまめな水替えが有効です。茎の先端を斜めに少し切り戻すことで、吸水が良くなり、花が元気に保たれます。
冬は特に花の動きがゆっくりなので、少しのケアで長持ちします。年末から年始まで、美しい色をしっかり楽しめると思います。
まとめ
お正月は、新しい一年の始まりにふさわしく、花がもっとも意味を持つ季節です。伝統的な花材に加えて、ガーベラのような洋花を取り入れることで、現代の生活に馴染んだ華やかなお正月飾りが完成します。
松下園芸では冬も変わらず、安定した品質のガーベラをお届けできるよう日々管理を続けています。赤、白、黄色、オレンジなど、お正月にぴったりの色も揃っていますので、花選びの参考にしていただければうれしいです。
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